奈良市某所の山中にある木造の高床式倉庫の写真です。
建物は山中にあり周囲には樹木が生い茂っています。地盤は軟弱で傾斜がきつく、
重機や工事車両の乗り入れは困難でした。
倉庫の床下は高床になっており、隣の母屋とは完全にひっついている状態です。
解体する建物自体が不安定にもかかわらず、隣接建物と完全に接しているため、
手解体で慎重に作業を進めることにしました。
立木はもちろんのこと、倒木や木の根、石等が多くあるため廃材を持ち歩くことが
非常に困難な状況です。そこで、架設の桟橋を設置して廃材の搬出経路を整備しました。
黄色いフェンスまでは人力で運び出します。
桟橋を歩いて運んだ廃材をキャリーに積み替えている状況です。
キャタピラーを使って走行するので、ぬかるんだ地盤であっても問題ありません。
次はキャリーから3トンダンプに積み替えている状況です。
ようやく、ここから処分場まで運搬できます。非常に長い道のりです。
単管足場に防音シートを張って養生をします。
内装解体をしている状況です。壁の中から巨大な蜂の巣が出てきました。
廃材を屋外へ持ち出している状況です。
屋根を解体した後の状況です。廃材が全て持ち出され、きれいになりました。
壁を倒してからバチで捌いている状況です。
運びやすいように、早く綺麗に効率よく解体しています。
高床を解体している状況です。チェンソーで大引きを切断しています。
完工の状況写真です。
今回も無事故無災害で工事を終えることができました。
ありがとうございました。