熱中症とは?──命を守るための本当の対策を考える
毎年、夏場に多くの人々が熱中症で倒れ、命を落とす事故が発生しています。
特に、外気温が高く、長時間の屋外作業を伴う建設現場や解体現場では、熱中症は決して他人事ではありません。
熱中症とは
熱中症とは、気温や湿度の高い環境下で、体内の水分やミネラル(電解質)が不足し、体温調節がうまくできなくなることで起こる健康障害です。
軽症ではめまいやだるさ、重症になると意識障害やけいれん、最悪の場合は命に関わることもあります。
単なる「水分補給」では足りません
「水を飲めば大丈夫」──そう思われがちですが、それは半分正解で、半分間違いです。
汗とともに体外へ排出されるのは水分だけでなく、「ナトリウム」「カリウム」「マグネシウム」などの重要なミネラルも含まれます。
これらが不足すると、いくら水を飲んでも、体は機能を維持できません。
「塩分補給」だけでは不十分な理由
市販の塩飴やスポーツドリンクも一つの手段ですが、実際には「塩分(=ナトリウム)」だけでなく、「マグネシウム」「カルシウム」など多種類のミネラルの補給が必要です。
特にスポーツドリンクには糖分が多く、体質によってはかえって気分が悪くなることもあり、継続的な補給には向いていない場面もあります。
昔ながらの知恵が、いま必要とされています
こうした背景から、弊社では自然食品による熱中症対策を積極的に取り入れています。
特に有効と考えているのが、昔ながらの食材「梅干し」と「昆布」です。
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梅干しには、ナトリウム・カリウム・マグネシウムがバランス良く含まれており、発汗によるミネラルの損失を補うことができます。
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昆布には、カルシウム・マグネシウム・ヨウ素など、日常生活では不足しがちなミネラルが豊富に含まれています。
これらはサプリメントや加工品ではなく、自然由来の栄養素として体にやさしく吸収されます。
弊社の取り組み
熱中症防止対策として、弊社では個包装の干し梅と昆布を専用のケースに数種類取り揃えております。
作業員の皆さん、気軽に手に取り、ぜひこまめに摂取してください。
小さなひと口が、大きな安心につながります
「ちょっと疲れたな」「のどが渇いたかも」──そんなときこそ、体からのサインです。
ほんのひと口の梅干しや昆布が、体を落ち着かせ、バランスを整えてくれます。
作業に使う道具と同じように、自分の体も日々メンテナンスが必要です。
体の声に耳を傾け、自分自身を守ることが、仲間の安全にもつながります。
あなたが元気でいてくれること。それが、現場全体の安心と活力になります。
どうぞ気軽に、備えられた梅干しや昆布を手に取ってみてください。
その小さな習慣が、暑さに負けない大きな力になります。
建設現場、工場、部活動、屋外イベントなど、すべての汗を流す現場にその小さな習慣が広まりますように。
「自然なミネラル補給」で、真に効果的な熱中症対策を。
この夏も、安全に、元気に働きましょう。