健康診断では異常なし。でもなんとなく疲れやすい、暑さに弱い、だるい…。
そんな状態が続いているとしたら、それは**体の中に「慢性炎症」**が起きているサインかもしれません。
「慢性炎症(まんせいえんしょう)」とは、体にケガや病気がなくても、内部でじわじわと炎症が続いている状態のこと。
そしてこの状態は、熱中症を重くしやすい体質とも深く関係しています。
🔥 なぜ体の中で炎症が起きるの?
私たちの生活の中には、知らないうちに体に“火種”をつくってしまう原因がたくさんあります。
① 内臓脂肪(おなかの脂肪)が多い
お腹まわりに脂肪がたまると、それが**炎症物質を出し続ける“工場”**になってしまいます。
特にウエストが太い方や、ぽっこりお腹の方は要注意です。
② 偏った食事(甘い物・脂っこい物・加工食品)
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菓子パンやスナック菓子
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揚げ物、カップ麺
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清涼飲料水や缶コーヒー
こうした食品をとりすぎると、腸や血管にダメージが蓄積し、炎症が起こりやすくなります。
③ 腸内環境の乱れ
便秘・下痢・ガスが多い方は、腸のバランスが崩れている可能性があります。
腸が不調だと、免疫の働きが乱れ、全身に炎症が広がりやすくなります。
④ 睡眠不足・不規則な生活
夜更かしや睡眠時間の不足も、炎症を増やす原因の一つ。
寝ている間に体は炎症を修復するため、睡眠は“自然な消火活動”でもあります。
⑤ ストレスが多い
精神的なストレスだけでなく、暑さ、疲労、人間関係の悩みなども体の負担になります。
ストレスが続くと、自律神経が乱れて炎症ホルモンが出やすくなり、体の火種が強まってしまいます。
⑥ 喫煙・深酒
タバコや過度な飲酒は、血管や臓器にダメージを与え、慢性炎症を加速させる大きな要因です。
🧯 小さな見直しが、炎症を抑える!
炎症は“目に見えない敵”ですが、毎日の習慣を少しずつ整えることで、確実に減らすことができます。
🔹 お腹を引っ込める努力をする
🔹 加工食品より、野菜や海藻・味噌汁を選ぶ
🔹 夜はしっかり寝て、朝スッキリ起きる
🔹 梅干し・昆布など自然な食品を活用する
炎症を抑えて熱中症に強くなる体づくりも意識しながら、
現場の安全・健康を守って行きましょう。