今回ご紹介するのは「ALC」です。正式にはオートクレーブ養生軽量気泡コンクリートと呼ばれる建材で、セメント・けい砂・石灰などを主原料とした軽くて丈夫な材料です。内部にたくさんの気泡を含むため、軽量で断熱性や耐火性に優れています。パネル状に工場で製造されるため品質も安定しており、鉄骨造やRC造の外壁材として広く使われています。

ALCの特徴は、普通のコンクリートの約1/4の重さで軽量なこと、熱を通しにくく断熱効果が高いこと、不燃材で火に強いこと、加工しやすく施工性が良いことです。

写真は、エレベーターを取り付けるために、タイル貼りの外壁ALCに開口の設置作業をしている状況です。壁面タイルをコンクリートカッターで切断した後、ｾｰﾊﾞｰｿｰで切り出します。

切断面が土間の天端より低い面は、ｾｰﾊﾞｰｿｰの刃が通らないため、チッパーで慎重に斫っていきます。

國岡工務店では、ALCを使用した建物の解体にも多数の実績があります。安全で丁寧な施工を心がけており、建物の材質がわからない場合でもまずはお気軽にご相談ください。