建設現場において、職長・安全衛生責任者教育とは、現場の最前線に立つリーダーが、安全に工事を進めるために
必要な知識と役割を学ぶための教育です。
職長とは、現場作業を指揮し、作業員をまとめながら、事故やトラブルを未然に防ぐ立場の人間を指します。
また、安全衛生責任者は、労働災害を防止するために、作業方法や作業環境に問題がないかを確認し、
必要な対策を講じる役割を担います。一般的な職長・安全衛生責任者の主な職務としては、
・作業手順の確認と指示
・危険箇所の把握と対策
・作業員への安全指導
・保護具の着用確認
・異常時の報告と初期対応
などが挙げられます。
職長・安全衛生責任者は、現場で起こり得る危険を事前に予測し、
「事故を起こさない現場」をつくるための重要な役割を担っています。
これに対して、解体工事における職長の役割は、一般的な建設工事以上に「判断力」が求められます。
解体工事は、現場ごとに建物の構造、劣化状況、立地条件が異なり、決められた手順をなぞるだけでは
安全・品質を保つことができません。そのため解体工事の職長には、
「どこから・どの順で・どの方法で壊すか」を現場状況に応じて判断する役割があります。
解体工事における職長の主な職務は、
・事故を起こさないための安全管理
・近隣や周辺環境への配慮
・現場内の工程および段取りの管理
・壊し方そのものを含めた品質の判断と指示
などが挙げられます。
解体工事では、工程は品質であり、壊し方そのものが品質につながります。無理な力任せの解体を避け、
重機作業と人力作業を適切に使い分けることも、職長の重要な判断です。
また、若手や作業員に対して、「なぜこの順で壊すのか」「なぜこの方法なのか」を伝え、
次の職長を育てていくことも、将来の現場品質を守るために欠かせない職務だと考えています。
当社では、これらを職長の職務として明確に定めています。